
クリスマスのロンドンでときめきを集めた話(その4)
さて、この記事はロンドンからの帰国途中のさまざまな空き時間に書いているわけですけれども、わたしはいま北京空港でピラティスをしております。
トランジットピラティス、略してトラピラ、おすすめです。
なにしろロンドンから北京への飛行機は3列シートがいっぱいで、しかも窓際でしたので身動きが取れず、控えめに申し上げまして最悪でございました。体が固まってしまってたいへんたいへん。
それではロンドン3日目のお話。
この日は大学院時代の友人たちと遊ぶ日でした。ふたりともイギリスで働いています。うらやましい限り。
キングスクロス駅に向かい、ふたり(TさんとMりんとしましょう)と合流。あまりにも混んでいて、ゆっくりおしゃべりできそうなカフェもなかったので、リバプールストリート駅に移動してスタバに入りました。
ここで、Tさんに昨日編んでいたハンドウォーマーをプレゼント。とっても喜んでもらえました!!らぶです。

ちなみに海外のスタバで名前を聞かれるとき、Ayumiと正しく聞き取ってもらえることはほぼありません。
以前、ハイドパーク近くのスタバで、アジア系の女の子がしっかり聞き取ってくれました。最後に「ありがと❤️」と言ってくれたので、きっと日本のアニメかなにかでAyumiという名前を知っていたのでしょう。

今回は黒人のお姉さんだったのですが、一回で聞き取っていただけたのですこしびっくり。

いままでの間違えられリストには、Ioumi(!?)や、

Ayumu(惜しい)などがあります。

この半年間の近況を報告しながら、楽しくおしゃべりができました。ただ、いろいろあったらしいMりんのあまりの落ち込みよう、というかテンションの著しい下がりように心配したわたしは、なにか編んであげようかなぁなどとおしゃべりしながら考えていました。
Mりんは数ヶ月ほど音信不通で、わたしがイギリスに来てから偶然連絡が取れたので急遽会うことになったのですね。
まあ、人生いろいろありますけれども、だれかが自分を大切に思ってくれているという実感があるだけで、いくらか救われるものだと思います。
「わたし」からの「手編み」をもらってうれしいかどうかは人によるでしょうけど。笑
とはいえ手編みって二重の意味であったかいものだと思うんですね。体も心もほっこりしませんか?だからわたしは手作りのものが大好きです。
と言いながら、大量生産のユニクロのトレーナーも着ますけどね。ときめいてしまったものは仕方ありません。
これは1日目に編んだ、自分用のかわいいハンドウォーマー。Mりんがかわいく写真を撮ってくれました。

おしゃべりの後は、日曜だけ開かれるという、フラワーマーケットへ。雨がしとしとしと・・・

かわいいお花の数々。ふだんお部屋にお花を飾っているわたしは、ここでもだいぶんときめきました。

BEST ROSEと書いてあります。いいですね、この自信。

このラベンダーはとんでもなくいい香りでした。

これは、イギリスのスーパーでよく売られているリークに似ていますね。リークは、日本のネギをかなり太くして甘くしたような味のお野菜です。イタリアにも売っていました。

この色!!まさにリバティの花柄生地のような色合い。

本物のクリスマスツリーがあちこちで売られていました。

これは、クリスマスツリーを持ち帰るためのネット。こんなふうに持って帰るんですねぇ。

現地に行かないとこうした風景や習慣を知ることはなかなかできません。インターネットが普及したいまでも、留学をしたり旅をしたりする意味は大いにあるのです!!
このColenimoさんは、日本人のオーナーさんのお店。マフラーやカーディガンなどをオーナーの方がデザインして、スコットランドで手編みされているそうです。ちょこっとおしゃべりしました。

海外で自分のお店を開くバイタリティ、尊敬です。
とても凝ったアラン模様のマフラー。素敵!!!

ニット帽、かわいいなぁ。

カーディガン。ボッブル編みがかわいいですね❤

イギリスらしい、お花柄の食器。

みんなでスペイン料理を食べました。
はちみつがけのブルーチーズとズッキーニ、

そしてパエリア。雰囲気も良くておいしかったです。

リバプールストリート駅に戻り、お仕事の予定があったMりんと別れ、Tさんとオックスフォードサーカスに向かいました。
きらっきらなイルミネーション。ロンドンのクリスマスといえば、このエンジェルの飾り。

こちらはリバティロンドン。

ここでも毛糸を見つけてしまいました。

今回の旅では、ときめいてしまったものを全部買うことにしているので、シルク混のつややかな毛糸と、

リバティプリントの巻き尺をお買い上げ。インチとセンチが両方わかる優れものです。

※後日使ってみて、サイズを測るときにインチのほうが出てくると多少いらっとすることを発見しました。インチ、よく考えたら使わないですからね。
あこがれのリバティロンドンの袋をゲット。

Tさんの案内で、クリスマスの飾りがきらきらしい素敵なアーケードを通り、

じゃーん!フォートナム&メイソンのアドヴェントカレンダーです。

これはぜひ、みなさん見てみてね。クリスマスのロンドンに行くならぜったいに!!かわいくって最高です。
店内は激混み。

かわいらしい砂糖菓子や、お茶の数々。

日曜日なので、せっかくだしサンデーローストを食べたかったのですが、お店が混んでいたのでタイ料理を食べました。
でっっかい!ラムのスネ肉を使ったマッサマンカレーです。

時差ボケが治らないわたし。ひと回りくらい歳上のTさんに、「Tさんにとっては普通の夜だと思うんですけど、わたしにとっては深夜なんですよね〜」などと言い、文字どおり半分寝ながらごはんをつつき、深夜テンションでぺらぺらと話してしまいました。
・・・すみません。
やさしく話を聞いてくださったTさんに感謝です。
ここでTさんと別れ、ノッティングヒルゲート駅へ。近くのパブで仕事終わりのMりんと待ち合わせました。
パブに入るとき、入り口のスタッフにHow old are you darling?と言われ、年齢を答える羽目になったというしょうもないイベントもありました。いったい何歳に見えていたのか、興味があります。
ラズベリーのお酒を飲みながら編み物をしていると、Mりんがやってきました。ひとしきり励ましたりなんだりしつつ、働きすぎの感があるMりんにとりあえず休め!と何回も言った気がします。
休むのは大事。だからこそわたしもホリデーに来たのです。
こうして3日目は酔っ払いで終わったのでした。
その5に続きます!(なにしろ2週間も滞在していたもので、長期連載でございます。ぜひお付き合いくださいませ・・・)

