ブログ,  旅日記

ポーランドに行った話(その4)

この記事はロンドン、というかトランジット先の上海に行く飛行のなかで書いているのですが、搭乗前に日本酒を飲みすぎてしまいましたので酔っ払いブログです。日本酒っておいしいですよね。ビールは飲めませんが。

ちなみに出発前、Boseのノイズキャンセリングイヤホンを奮発して買ったのですが、聴覚過敏気味の人には非常に役立つアイテムでございます。Boseの開発部のみなさまに感謝❤️いったいどういうしくみなのでしょう〜

さてさて、ワルシャワに無事!戻ってきたわたしは、特にその後の予定を決めていませんでした。follow your heart的なフィーリングで生きているもので・・・まあ半分嘘で半分本当です。

ショパンの生家に行けただけで十分というもの。

とはいえもったいないですし、3時を過ぎてお腹も空いていたので、とりあえずレストランへ。

ポーランドに来たのですからポーランド料理を食べないと損、ということでGoogle マップにPolish restaurantなどと打ち込み、なんだか良さそうなお店にふらりと入ったのでした。

店員の方が伝統衣装を着ていて、まさに求めていたポーランドのレストランという感じ!暖かみのあるかわいらしい内装です。




これは、スパイスといろいろな果物を漬け込んだ、コンポートというジュースのようなもの。素朴な味でおいしかったです。


そして、ハーブのスペアリブ。とてもやわらかくて期待どおりのおいしさでした。


わたしは訪れた国ならではのお料理を試してみるのが好きです。オーストラリアでも、カンガルーを食べましたし。さすがぴょんぴょん飛んでいるだけあって、ヒレでしたが歯応えのあるお肉でした。

レストランを出ると、フレデリック・ショパン博物館へ。

これは道すがら見つけた、まるくてかわいいお花。なんていう名前なんでしょうね?


スタインウェイピアノのショールームも!


美しい石畳の街並みは、どこを撮っても絵になります。

こちらがショパン博物館。


なんとその日は入館無料でした。ラッキー!

この写真は、先ほど訪れた生家のスケッチですね。


ショパンの直筆楽譜!とても貴重です。


ショパンのコンサートのポスター。ポーランド語がわからないのが歯がゆいです。


これはショパンの手をかたどったもの。こうして見ると、それぞれの指の長さにあまり差がないようにも見えます。爪の形が丸いのは、ピアノを弾く人ならみんなそうなるものでしょうか。わたしは気が向いたときに手習いをする程度ですが、爪がとても丸いです。


ショパンはリストのように巨大な手ではなく、手は比較的小さかったという話を聞いたことがありますが、それでもしっかりとした手だなと感じました。

2021年のショパンコンクールの映像が流れているシアターがありました。ちょうど日本のピアニスト、反田恭平さんの映像が!その当時、わたしはYouTubeでリアタイしていたのです。もう3年前かと思うと、時の流れは早いですね、、、


いったん宿泊先に戻ってしばしベッドの上で考え、前日とは別のピアノコンサートに行ってみることにしました。

キャンドルが灯された部屋にワインと小さなケーキが用意されていて、このワインがとてもおいしかったのを覚えています。わたしワインは苦手なんですけどね。これはすごくおいしかったです。


なんて素敵な夜!

こうした小さな部屋でピアノを聴くのは、きっと貴族がその昔、邸宅にピアニストを招いて味わっていたのと同じような体験だと思うと、とても贅沢です。

ピアニストが、わたしの好きなバラード1番を弾いてくださいました。

帰り道に、お気に入りのニシンの酢漬けを買いました。


翌日、最終日です。

まず、ショパンの心臓が眠る聖十字架教会へ。


これ、入っていいのかしら??と迷っていると、まんなかの木のドアを開けて入って行く人がいたのでその人に続きました。

ちょうどミサの途中でした。


ショパンの心臓が眠っているのはこの柱のはずなのですが、ポーランド語がよくわからず・・・とりあえず写真を撮っておきました。


入り口あたりにいると、移民らしき女性が話しかけてきました。なにかを吸うジェスチャーをして、お金をくれと。

中途半端に反応してしまい、あまりのしつこさに辟易し、てきとうにポーランドのズロチか、ユーロかポンドか忘れましたが、ポケットに入っていたものを渡し、逃げるように教会を後へ。

・・・わたしは平和に楽しく観光したいだけなのですが。

さて、気を取り直して次はワルシャワ王宮へ。


またしても修学旅行生の集団がおり、しばらくわたしは彼らの後に並んで順番を待っていましたが、どうやら先に行ってよかったらしく。

無駄に時間を消費しましたが、無事に入れました。

まあ、ヨーロッパらしい、と言いますか、あんまり知識がなくて申し訳ないですが、豪華絢爛な絵画や調度品の数々を、ぱ〜っとみてまわりました。


・・・フィレンツェのウフィツィ美術館(こちらの記事を参照)でも、ぱ〜っと見て回ったのですが、クラシックな美術に関する造詣が深くないもので・・・

宮殿を後にし、ショパンの像があるというワジェンキ公園へバスで向かいました。

途中、小学生の集団に出くわし、そのひとりに「チャイナ」と呼ばれました。

まっったくもう・・・

チャイナは国名か、それとも陶磁器を指しているのか、どっちなんだい??とあやうく聞きかけました。

楽しい旅行に水を差さないでいただきたいものです。

ワジェンキ公演の水上宮殿。
幻想的ですね。鏡のように水面に映る姿が美しいです。


これは、中華系の建築でしたかね。

そして!ショパンの像です。
これ、写真では伝わらないですがかなり大きくて、迫力がありました。


さて、ワルシャワ市内に戻って文化科学宮殿へ。非常に目を引く斬新な設計の巨大建造物で、ワルシャワ市内が一望できます。


旧市街が見えますね。


そのほかは、まあ、そうですね、日本の都市とそんなに変わらないかな、、、笑
ZARAやH&M、UNIQLOなんかが見えました。


空港へ向かう前にお昼をいただきました。またしても、てきとうに調べたポーランド料理のお店。


巨大な丸パンをくり抜いたなかにスープが入っています。少し酸っぱい、ポーランド伝統のお料理で、ジュレックといいます。ライ麦を発酵させたものだそうです。


卵入り。


そしてこれは、前菜のレバーの揚げ物。前菜のはずなのに、予想外の大きさでした。


完全にフードファイターと化したわたしは、さすがにスープのパンは残してしまいましたが、なんとかあらかた食べました。

レストランを出て空港へ。Google マップの言うとおりの場所で降りたら、空港まで20分近く歩く羽目になりました。そのまま乗っていたら空港まで連れて行ってもらえたはずだったのに・・・この人なんでここで降りるんだろう、と誰かに思われていたかもしれません。

ということで、わたしは無事にロンドンへ帰還したのでした。

おしまい!長いブログに付き合ってくださりありがとうございました!ポーランドはまた行きたい場所のひとつです。みなさんもぜひ❤️

英語は基本通じないので気をつけてね!