
ボローニャブックフェアに行った話(その1)
国際的に有名なブックフェアには、ロンドン、ボローニャ、フランクフルトのブックフェアがありますが、Bologna Children’s Bookfairは児童書専門のブックフェアとして有名です。
わたしは絵本の翻訳をしているので以前から関心はあったのですが、日本から行くのは遠いし費用もかかりすぎるので、せっかくイギリスにいる今のうちに行っておこう・・・と思い、ひとりでロンドンから行くことにしました。
ロンドンからボローニャへ
イギリスからヨーロッパ各地に行くときは、RyanairなどのLCCを使えば数万円で行くことができ、イギリスからアイルランドなどは時期によっては1万円以下で行けます。
ただわたしは直前まで行くかどうか悩んでいたので、結局チケットを取ったのは数日前で5万円ほどかかり(ブリュッセル航空でした)、しかもブリュッセルで乗り継ぎという旅程になってしまいました。それでも日本から行くよりはかなり安いと思われます。
いまはロンドンから電車で40分ほどのロチェスター(Rochester)という町に住んでいるのですが、当日は運悪く電車のストライキの日でした。
空港までバスを使って行けなくもない、のですが、イギリスのバスは基本的に時間通りに来ないし、たまにキャンセルされるのであまり信頼できず、結局Uberで空港まで行く羽目になりました。135ポンド・・・わたしの金銭的な許容範囲を数倍は超えていましたが、電車が動かないのでしょうがないです。イギリスに住んでいると、「しょうがない」と思わないとやってられない局面がそれなりに訪れます。
Uberが予約時間に来なかったら詰みだなと思いましたが、無事にUberは20分くらい前にやってきて、1時間ちょっとで空港に着きました。車内ではひとこともしゃべらず・・・こういう場面で運転手とおしゃべりできる人に憧れますが、できた試しがありません。運転手のおじさんが爆音でラジオを流していたので気まずくならずに済みました。
朝11時発の飛行機なのに6時過ぎに着いてしまい暇すぎましたが、ブログを書いたりごはんを食べたりしてなんとか時間をつぶし、飛行機に乗りました。
トラブル発生
ひとつ心配なことがあって、ブリュッセルでの乗り継ぎ時間が1時間20分しかありませんでした。飛行機は体感4割くらいの確率で遅れるような気がしますが、遅れるときは5分や10分ではなくどんどん遅れていく印象です。ちょっとでも遅延したら乗れないかもなぁと思っていたら本当に飛行機はどんどん遅れ、結局予定時刻から40分後に出発しました。
しかも席は一番うしろだったので、もう間に合わないかもなぁ・・・どうしよっかなと思いつつCAさんに相談したところ、ものすごく微妙な表情を浮かべながら、たぁぶん、大丈夫だと思うよ的なことを言われました。何回もNormally…と言っていたのが印象的でした。
偶然、前の席に座っていた方もボローニャに行くそうだったので、着いたらこの人についていこうと心を決め、45分のフライトが始まりました。東京から大阪と同じくらいですね。ロンドンから電車で行けるくらいの距離なので納得の短さです。
飛行機が降下し始めるとCAの方が写真のようなバウチャーをくれました。斜め前の方はわたしが乗る予定の飛行機より15分早い飛行機に乗り継ぎとのことで、同じくCAさんに相談していましたが、バウチャーをもらっていなかったので間に合わないと判断されたのかもしれません。乗り継ぎは最低2時間ほしいところです。次から気をつけたいと思います。

飛行機が到着し、わたしはブリュッセル空港(めちゃめちゃ広い)を駆け抜ける羽目になりましたが、なんとか搭乗に間に合いました。よかった!でもチョコレートとか買いたかったです。残念・・・
機内での記憶はほとんどありません、たぶん走り疲れて寝てたような気がします。
ボローニャに到着
空港からボローニャの中心部に行くにはMarconi Expressというモノレールに乗る必要があります。このモノレールはTripadvisorでの口コミが1しかなく、低評価の理由は主に「高すぎる」「混んでいる」というものですが、2両しかなく、乗車時間7分にもかかわらず12.8ユーロというあまり釈然としないお値段でした。しかもけっこう揺れたような気がします。

そういえば朝からろくなものを食べていなかったので、夕方5時という微妙な時間でしたがごはんを食べることにしました。評判の良いお店を探しておくような用意周到さはもちろんないので、その場で適当に探しました。メニューの内容がよくわからなかったのでなんとなくミートボールを注文しましたが、特においしくはなかったのでお店の名前は書きません。
宿泊先へ
予約したAirbnbまではバスに乗る必要があったので、タバコ屋さんでチケットを買いました。イタリアにはそこらじゅうにTabaccheriaと書いてあるタバコ屋さんがあり、小さいコンビニのような雰囲気で、宝くじやガムなどを売っています。
お店のおじさんが不機嫌そうだったので心が削れましたが、なんとか10回分の回数券を14ユーロで購入しバスに乗りました。
Airbnbのホストはとても優しくチャーミングな方で安心しました。とてもおすすめなので、気になる方がいらしたら教えます。
宿についてからは暇だったので、溜まっていた帳簿付けをしたり、寝たり、ブックフェアのことを調べたりして時間をつぶしました。それではその2に続きます。

