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クリスマスのロンドンでときめきを集めた話(その6)

みなさま、明けましておめでとうございます!!!

本年もどうぞよろしくお願いいたします❤

年末年始ひたすら編み物に勤しんでおりましたので、ブログのことは頭の片隅にはありつつ、なかなか筆が進まないという体たらくでございました。

もはやお正月も終わりましたけれども、クリスマスのロンドンのお話、その6です。いったいいつ完結するのでしょうか。春ごろかな・・・笑

それでは始めていきましょう~

ロンドン5日目!

この日は、中高時代の同級生ふたりとノッティングヒルで会う約束がありました。ひとりはパートナーの駐在に帯同しており、もうひとりはワーホリで来ています。

ノッティングヒルはカラフルな街並みが美しいです。


ちょっと早めに着いてしまったので、書店へ。


わたしは児童書の翻訳をしているので、児童書コーナーをしげしげと眺めていました。やっぱりクリスマスの絵本が多いですね~


右上にいる緑色のキャラクター、Grinch(グリンチ)といいます。


イギリスの大学院にいたころ、ちょうどクリスマスの時期にコースメイトとの集まりがあったのですが、酔っ払ったスコットランド出身の子に「お前グリンチ知らねえのか!!」と言われたことを思い出します。

Wikipedia先生によると「1957年にドクター・スースが発表したアメリカの児童向け絵本『いじわるグリンチのクリスマス』の主人公の名前」とのことでございまして、クリスマスの定番キャラクターなんですね。

判型のでっかい絵本。2017年刊で、The Lost Words(失われた言葉)というタイトル。


この本、2007年版の子ども用の辞書『Oxford Junior Dictionary』で削除された約40個の言葉、たとえばacorn(どんぐり)やbluebell(ブルーベル、これはイギリスで春を告げる花。ベルのような形のお花がすずなりになって咲きます。以下の画像参照)、dandelion(たんぽぽ)などの自然に関する言葉を取り上げています。


こうした自然に関する一般的な言葉が辞書から消え、「ブログ」や「ブロードバンド」などの言葉が追加されたことは、子どもと自然とのあいだに溝が生まれたことを象徴するのではないか・・・

ということで、著者のロバート・マクファーレン氏とイラストレーターのジャッキー・モリス氏が、文章と絵でこれらの失われた言葉を取り戻すというコンセプト。

こうしたすてきな制作の裏側を知ると、すぐに訳したくなってしまうわたくしです。

出版社のみなさま、ぜひわたしにご依頼くださいませ❤(隙あらば宣伝)

今年もいろいろと児童書を訳したいな~と思いながら、待ち合わせ場所のレストランへ。

ふたりのうちひとりとは、約10年ぶりの再会でした。なつかしい。


わたしは若干の人見知りなので久しぶりの再会におどおどしつつ、でも変わらず明るく楽しいふたりに安心しました。ひとりは小さな赤ちゃんがいるので、手編みのくまさん帽子とネックウォーマーをプレゼント。

インスタグラムにも投稿しましたが、毛糸ピエロさんの粉雪ループを使いました。ウールとアルパカのふわふわ毛糸。これでテディベアを作ったらぜったいにかわいいと思います。

わたしはあみぐるみを作ったことがないので、どなたかよろしくお願いします。


お仕事のあった子と別れ、もうひとりと近くのカフェに入りました。その2でも訪れたMawi Cafeさん。

ひとしきりおしゃべりしたあと、大学院時代のお友達である超美しい中国人の女の子に会う約束があったので、ソーホーに向かいました。

この美少女さん(わたしより5歳年下なのでまだ24歳なのです)とは、大学院の寮に着いたその日のウェルカムパーティーで出会いました。とても明るくて素敵な良い子です。ロンドンでお仕事、かっこいい!

タイ料理のレストランに入りました。おいしかったです~


夜ごはんの後は、Waterstonesという書店に行ったり、デンマークの小物チェーン店「Søstrene Grene」に行ったりしました。


Waterstonesでは、柚木麻子さんの小説「Butter」の英訳がひときわ目立つ場所に並べられていました。


この小説、日本でもベストセラーになったのですが、英語版はイギリスの大手書店チェーン「Waterstones」のBook of the Yearに選ばれたのですね。どこのWaterstonesでもこちらの本が目立つ場所に置いてありました。

こちらを翻訳したポリー・バートンさんは、日本の小説を数多く翻訳していらっしゃるイギリス出身の翻訳家で、わたしは大学院時代に彼女の翻訳ワークショップに参加したことがあります。

その当時、わたしはちょっと調子が悪かったので、ろくに準備ができず申し訳なかったですが・・・

英語版の表紙は、牛さんのイラストと「バター」という文字が書かれ、とても目を引くデザインですね。


Waterstonesでは、こちらのあまりにかわいい『プーさんロンドンへゆく』というタイトルの絵本を買いました(てきとう翻訳ですが、「行く」ではなく「ゆく」のほうがぜったいにかわいいと思いませんか?)。


レジ横にもButterが。大々的に売り出されております。


さて、Søstrene Greneはお皿やペーパーナプキン、紅茶、置物などのこまごまとしたかわいいアイテムを置いているお店ですが、毛糸もあります!!!


目にもあざやかなコットンやモヘヤ、ウールの毛糸。


わたしはこちらの毛糸をお買い上げしました(ちゃりんちゃりん)。いつも何を編むかなにも決めずに買ってしまいます。


さて、5日が終わりました。ここで、ちょっとした違和感に気づいたわたし。

みなさま、あなたの風邪はどこから~~~?

わたしは喉からです。

ということで、ちょっと喉がイガイガしていたんですね。いや~な予感を覚えつつ、帰宅したのでした。

さて、ロンドン旅、どうなる?

その7に続きます!